くまもと清陵高等学校は、国の構造改革特別区域事業の一環である「南阿蘇村教育特区」制度を活用し、九州初の株式会社立の高等学校として平成17年4月に開校しました。そして、平成29年4月1日より学校法人熊ゼミ学園くまもと清陵高等学校として新たなスタートを切りました。
当校は「キャリア教育」・「農育」・「環境」をキーワードに、教科学習はもちろんのこと、農林業体験、職業学習、企業インターンシップなどの体験学習を数多く取り入れた、自己実現教育を実践する新しいコンセプトの単位制・通信制高等学校を目指しています。
単位制高校は、学年による教育課程の区分を設けず、単位を積み重ねてその合計が規定単位数(74単位)以上に達すれば、卒業できるシステムとなっています。ですから、当該年度に単位修得できなかった科目があっても、次年度に再履修して単位を修得すれば済むので、3年間で高校を卒業することが可能です。
単位制高校の特色としては、「自分の学習計画に基づいて、興味・関心等に応じた科目を選択し学習できること。」、「学年の区分がなく、自分のペースで学習に取り組むことができること。」などがあげられます。
単位とは?
一般的に、単位というのはそれぞれの科目の学習量を計るものです。全日制高校では1単位時間を50分として、年間35単位時間かけて学習した量が1単位となります。
一方、通信制高校の場合、履修している科目毎に決められているレポート(添削指導)の提出やスクーリング(面接指導)への出席がそれにあたります。さらに、単位認定試験に合格することにより単位を修得することができます。
レポート(添削指導)提出、スクーリング(面接指導)への出席および単位認定試験合格による単位の修得(74単位以上)、特別活動への参加(30単位時間以上)等、卒業要件をすべて満たした時点で、高等学校の課程が修了となり高校卒業資格を取得できます。